スリルドライブ

実機について 1998年、コナミから登場したドライブゲームである。
大方のドライブゲームと同様に、モニター下にステアリングホイールとシフトレバー(MT・AT選択可)、
足元にアクセル・ブレーキペダルで操作する。
コースは「アメリカ」「日本」「ヨーロッパ」の3種類で、それぞれの国の道路事情に準じた内容になっている。
運転する車は、小回りが利きやすい「ハッチバック」「オープンカー」、標準型の「セダン」「ワゴン」「クーペ」、
大型で操作難易度が高い「トラック」「観光バス」などから選択する。
制限時間内までにゴールを目指すレース形式であるが、他の車を巻き込むと交通事故となる。
(歩行者やバイクとは事故にならない)
他車や障害物と衝突すると、過激なクラッシュシーンと共に莫大な損害賠償金が加算され、
レースに復帰するまで大幅なタイムロスとなる。
走行中に加算されるスコアの他に、事故の賠償金もランキング対象になっているのが特徴である。
ゴールに到着後、六角形のグラフと共に運転適性度が表示される。

過激な内容ではあるが評価も高く、2001年に「スリルドライブ2」、2005年には「スリルドライブ3」が登場している。
2006年頃に「スリルドライブ4」として開発されていた最新作は、日本ではロケテストを経て販売中止となったものの、
海外では2007年に「CRAZY STREETS」というタイトルで販売された。

作品について&戯言 1998年末、我が地元の大阪市西成区にコナミの直営ゲームセンター「チルコポルト」が出店しまして、
時間があれば兄の家族とほぼ毎日入り浸ってました。
ほぼ100%「ビートマニア」や「DDR」「キーボードマニア」ばかり遊んでましたが、これらのゲームが順番待ちになっていると、
この「スリルドライブ」で時間を潰していました。
コナミのアーケード向けドライブゲームと言うと、他社と比べて種類は多くありませんが、
タイムや順位を競うレース形式が多い中で、かなりブッ飛んだ内容で注目を集めた作品であります。
作者は得意じゃないもののドライブゲームは好きな方でして、このゲームは当時のお気に入りでした。
ドライブゲームで接触事故は絶対に避けなければならない事ですが、クラッシュシーンがシュールなのもあってか、
ミスした悔しさよりも『もっと派手なクラッシュも見たい!!』と言う欲求にかられ、トップスピードで車列に突っ込んだり、
バスの横っ腹に激突したり、現実では到底不可能な無茶な運転を楽しんでおりました(笑)

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